第五十二回 女たち其ノ弐

名取裕子 35年程前から今に至るまでこの人の顔を見る度に、 「あっ名取裕子や。・・・ところでこの顔、誰やったっけ・・・」 という謎の感覚に襲われます。 この感覚は少年の頃と今でも寸分違わず同じで、一瞬物凄く不思議な感覚に陥る のです。 親族、友人、知人はじめ、記憶に残る関わった全ての女性の記憶を総当っても全 くヒッ…
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